Q1.
自動車リースの仕組みについて簡単に説明して下さい。
A1.
広い意味の「リース」とは、「不動産あるいは動産の所有者が、使用料の徴収を条件として、他人にその使用及び占有を認める取り決めである」とされています。
従って、自動車リースを一言で表現すれば「自動車を特定のお客様に、一定期間・一定の料金で賃貸すること」であり、お客様は「所有権は得られないが購入した場合と同様に使用することができる」といえます。
また、「貸渡人であるリース会社」と「賃借人であるお客様」との賃貸借契約であり、「自動車の機能・効用だけを売る商売」あるいは「自動車の使用に伴うすべてがパックされたシステム商品」「所有しなくても使用できる制度」などといわれております。
つまり自動車リースシステムは、
(1)
商品(自動車)
(2)
金融(資金)
(3)
維持管理費用
(4)
税金・保険
などがパックされたシステム商品であり、レンタカーと同様、合理主義の国・アメリカで生まれ発達してきた制度です。
更に、「リース」には通常の「金融」に対して「物融」という性格があります。従来は企業が銀行から融資(金融)を受けて「物(自動車)」を調達することがほとんどでしたが、リースシステムを活用することにより直接「自動車」を調達できる簡便さがあり、新しい調達手段として既に定着しています。