Q5.
リースした場合、お客様が負担する費用項目は何を考えておけばいいでしょうか。
A5.
通常のリース契約では、お客様が希望するリース条件によってリース料の算定を行った上で、契約を締結するわけですから、その契約内容によってお客様の費用負担項目も全く違ってきます。一般的には次のようなことがいえます。
(1)メンテナンスリースの場合
車両の整備や点検に関する費用も含めたリース契約という点で、お客様負担項目の最も少ないリース方式がメンテナンスリースといえます。従って、基本的にお客様はリース料以外に、燃料費のみを負担すれば良いということになります。
ただし、リース契約に含まれるメンテナンスについては、それぞれのリース会社によって提供するサービスの内容に差があり、パンク修理費用・オイルなどの補充交換費用・保険の免責金額などはお客様負担としている例や、代車費用・バッテリー交換・タイヤ交換なども契約年数によって制限したり、あるいは別途お客様負担としている例もあります。
(2)ファイナンスリースの場合
ファイナンスリース契約は、リース会社が車両及び自動車諸税・保険料などの関係費用のみを負担し、車両の維持管理に要する費用をお客様が負担する方式です。したがって車検費用・法定点検整備費用・一般整備費用・消耗部品の交換費用・オイル等の補充交換費用・代車などのメンテナンス関連費用については当然お客様の負担項目となります。さらに、契約内容によっては自動車諸税・自賠責保険・任意保険などを含めない場合もあります。
上記のように、お客様との契約条件によってリース契約に含まれる費用項目が変わりますので、商談時には十分な打合せを行うことが重要といえます。