Q3.
リース終了時の残価の取扱いにはどのような方式があるのでしょうか。
A3.
リース契約の際にはお客様の使用状況を把握した上で、リース終了時の残存価額を設定することが一般的ですが、リース契約満了時の残存価額の取り扱いには「オープンエンド」と「クローズドエンド」という2つの方式があります。
オープンエンド方式とは、お客様との間で残存価額を明示した上でリース契約を締結し、リース契約期間満了の際に、契約当初設定した残存価額と満了時点での市場価格との差額を精算する方式です。
大きな価格変動幅が想定される高額車両の契約や、個人リース契約の際に活用されることが多いようです。
また、もう一つの方式として、クローズドエンド方式があります。これは、お客様に対して残存価額は明示せず、残存価額の変動に伴うリスクはリース会社が負う形態です。従って、契約満了に伴いリース会社が車両を引揚げることにより契約が終了します。
企業に対する自動車リース契約は、主にクローズドエンド方式が中心となっています。